どうして悲しい曲が好きなんだろう。
ずっとずっと私は、切なさや悲しみを身近なものに感じてた。誰かの喜びよりも、悲しみに波長を合わせてしまう。
たとえば大人数での飲み会で、みんなとワイワイすることよりも、会話に入れなくてバツの悪そうな顔をしている人に話しかけたいと思うし、実際そうしてきた。
人の痛みに敏感で、そのために人に利用されてきた。
コロンビア・ビジネス・スクールの研究の研究で、「協調性の高い人は、空気を読みすぎて、破産に追い込まれる確率が高まる」という結果が出ています。
『収入の9割はマネースクリプトで決まる』
傷ついた顔を見ると痛い。
罪悪感みたいな申し訳なさみたいなのを全身で感じてしまう。
その感覚は私を自己犠牲へと駆りたてさせたし、その癖を治すのにすごい苦労したし、今も苦労してる。
そんな私にこの本は、まるで氷が少しずつ溶けていくように悲しみや切なさを肯定してくれてます。
まだ読んでる途中ですが、ページをめくるたびに、立ち止まって「今までの悲しみの意味」を考えさせられます。
とおい昔の悲しい記憶が、浮かんでは消えて、その重さを感じながら噛みしめるようにゆっくり読んでます。
正直、この本を読んでから悲しさにすぐアクセスされちゃうから仕事中もなんか泣きそう笑
もう20代へは戻れないこと。
大好きなおばあちゃんにもう会えないこと。
自分のこれまでの数々の悲運。
恵まれない過去へと引き戻されて、悲しみの追体験をしつつも、その悲しみの裏にある純粋な願い・祈り・美しい切なる思いを感じ取るような不思議な本。
悲しいと愛おしさは表裏一体。
あなたが苦痛に感じているもの(状況、立場)は、言い換えれば、あなたが「おおいに気にかけているもの」、行動を起こすほど「大事に思っているもの」でもある。
『悲しみの力 「悲しみ」と「切なる思い」が私たちを健全な人間にする』
この本は、あなたが魂のそこから望んでいる願いや祈りに気づかせるものになるかもしれません。
傷つきやすくて、内向きな人ほど読んでほしい。
世の中には、人の悲しみに無関心な人がたくさんいる。もちろんそういう人にも読んでほしいけど、特に「傷つきやすくて、悲しみによく触れる人」に読んでほしい。
悲しみの意味と力に触れて、人生を彩りと深みがあるものに昇華させてほしいんです。
この本にはその力がある。
読む前と後で、まったく違う人間になってしまうような底知れぬ力がこの本にはあります。
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PS:悲しい曲を好きになってしまう理由の答えは本書に。