今日はウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年記念作品の『ウィッシュ』を観にいきました。
結論から言うと…今すぐ映画館に観にいきなさい。
あのミュージックの迫力は絶対映画館で見なきゃ損です。ストーリーの展開に合わせて悲しい曲・激しいドラムの音・そして美しい歌声が流れるので家の音響で見るとかありえない。
そして、ストーリーもよかったぁ。私は普通に泣いてましたよ笑。個人的には、劇場版スパイファミリーよりも感動しました。
今回はネタバレなしで、どれだけ『ウィッシュ』がいいかを余すことなく伝えていきたいと思います!ぜひぜひこれを読んだあなたは劇場まで足を運んでくださいな。
生田絵梨花さんと福山雅治さんの声も歌もちょ〜いい。
主役が生田絵梨花さん、悪役が福山雅治さんという豪華キャストです。
2人とも歌上手すぎる。
身体中が痺れるような歌を、ディズニーの美しい映像に合わせて聴けるのは超感動。
今回の悪役の声優を担当しているのが福山雅治さん。めちゃくちゃ甘くて色っぽい声の持ち主なんですが、違和感なく悪役を演じてました。(途中に歌で声に色気がありすぎて、そこだけ「ん?」って思いましたが笑)
でもでも悪役の顔と声が一致して、感情表現も超よかったっす。
と思えば、主役のアーシャを演じる生田絵梨花さんの歌がまぁすごい。乃木坂46出身なのに歌が上手すぎる。アイドル出身でもこんなに歌が上手い人いるんですね!
福山さんと生田さんの歌のレベルが高すぎて、ダルくなりがちなミュージカル部分を最高に楽しめました。
ちなみに公式サイトから音源はこちら↓
ディズニーが100年で伝えたかったことをギュッとしてくれた
「オマージュがたくさん!」って感想も多いんですが、私が感動したのは「ウィッシュ」というタイトルの深さです。
ウィッシュ(=wish)とは「願い」という意味
ディズニーは今までの100年をこの「願い」という意味に込めたことに超感動。
実際、この作品の中で繰り返し強調されていたのが「星に願いを届けよう」ということ。「どんなに苦しくても願い続けよう」「願いはあなたの一部でありハートなんだ」そんなメッセージがストーリーで繰り返し強調されていて、みんなの心の純な部分が震えたんじゃないでしょうか。
劇中で、強調的に流れていたのが「When You Wish Upon a Star(邦題:星に願いを)」
ピノキオのオープニングに出てくる曲です。
When you wish upon a star
星に願うときMakes no difference who you are
あなたが誰であるか関係なくAnything your heart desires
あなたの心が願うことは何でもWill come to you
『When You Wish Upon a Star』
叶うときがくるのです。
ディズニーのこの作品は「星に願いを」というたった一つの想いを伝えるために全てが作られていました。
願うことを諦めてはいけない。
人の願いを奪ってはいけない。
願いはあなたそのもの。
願いは心の力。
願いは未来。
この作品を通じて、ずっとずっとず〜〜っと「願っていいんだよ。あなたの願いを教えて。」と問い続けられているかのようでした。
大人になって、願いなんか忘れて、現実と折り合いをつけている私たち。「本当に願っていいとしたら…何を願うんだろう」と観ながら何度も考えさせられました。
「願いを叶えたい。私は私の人生を諦めたくない。」
劇中何度も決意し直したし、願いを星に祈るように眠ろうとも思いました。
ミュージックとストーリーの親和性が高すぎて感情の昂りが止まらない
ディズニーといったらミュージックでしょう。今回もすごかった〜。オープニングのサンバのリズムや、戦いの前のドラムのビートに合わせた緊張感と恐怖と勇気あふれる一曲。
悲しいストーリーには、悲哀のメロディ
激しい展開には、太鼓がせきたてるような強いリズム
音でストーリーを楽しめるのが、超最高。
この作品の感情のアップダウンは間違いなく、音楽によるもの。悲しみ、恐怖、ハラハラ、愛おしさ、焦り、喜び、安心、感情の全てをストーリーにぴったりの音楽が刺激してくれました。
エンドロールが終わるまでの95分間、1秒も飽きることなく最後まで楽しめました。
ずっと心を掴まれっぱなしでした。
まるで別の時間軸にいたような感覚。音・映像・歌の全てが夢の空間へ引き込んでくれるかのようで、映画を見ていたのは32歳の私ですが、同時にず〜っとそこに眠っている幼い頃の私が見ているようでした。
おばあちゃんの家で、『ピノキオ』や『アラジン』を見ていた世間を知らない幼くて穢れのしらない魂の美しい、本当の私を呼び覚まされた感覚です。
95分の間、映像の美しさやストーリーに没入してながら「願いはなんだろう」「こんなふうに生きたい」「諦めたくない」心のそこにいる私が決意を固めていくような魔法のような映画でした。
そしてエンドロールがエモい
感動のフィナーレの後に続く、エンドロールが柔らかくなった感情にキラキラと懐かしむような温かい心を思い出させてくれるようでしたぁ。
全てのが、心が願い、形になったんだよなぁとえもえも。(これ以上はネタバレになっちゃう。言えない。)
同時上映の『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』も超おもろい
『ウィッシュ』の上映前に短編映画『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』が流れるんですけど、これがまぁ心をくすぐってくるんですなぁ。
ディズニー好きには涎が出るような9分間でした。
この短編はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオを舞台に、壁にかけられたディズニーの543を超えるキャラクターが登場するだけど、本当にめっちゃ出てきます笑
幼い頃にくり返しビデオで見た『ビアンカとバーナード ゴールデンイーグルを救え』のネズミとかも出てました笑。
ね?知らないでしょう?笑
あと『花と木』が最後ちょろっと出てきて興奮しましたね笑
知らないでしょう?笑。こんなん出てくるんですよ。有名無名関係なく、とにかくディズニーのあちこちの作品がどんどこ出てきます!
目まぐるしくキャラクターがどんどん出てくるんで、脳みそも大忙し!9分の間、ずっと「あれ知ってる!」「ん?これ見たことあるけど何の作品だっけ?」「うわー!懐かしい!」「知らねー!」って感じでディズニー記憶をほじくり返されたみたいでした笑
幼いころハマったキャラが出てくるって嬉しいですね。ドーパミンずっと出っ放しでした。
調べてみたらなんとこの『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』は劇場に行かなくてもディズニープラスで見れちゃいます。
ちゃっかり私もディズニープラスの会員です。最近だと『マイ・エレメント』をみました。
マーベル作品なんかも割と上映後すぐにディズニープラスで配信してくれてるので重宝してます。
990円で今までのディズニー作品、マーベル作品、人気アニメ、傑作映画など見放題なのは超安い。1本見れば十分元取れるんで、超おすすめです。よかったらぜひディズニープラスをチェックしてください。
上映が終わる前に劇場に行きましょう!
てわけで、今回はディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』の感想をつらつら書いていきましたぁ。大人になって「ディズニーとかなんか子供っぽい」って遠ざけてたんですけど、やっぱいいですなぁ。
心が荒んできたときに、ディズニー作品はかなり心の支えというか癒しになってくれました。
この作品は、ディズニーの100年の思いが「星に願いを」という一つのコンセプトによって集結された特別な作品です。
ぜひぜひ、家ではなく劇場でお楽しみくださいな。