PostCoffeeで「ニカラグア エルボスケ」を購入しました。
今回のお豆は唸りましたね。「出汁でも入ってるんか!」とツッコむほど旨味が凝縮されてました。
スモーキーな香りが口から鼻に抜けて、雑味がなくてゴクリと喉ごしあり。
深煎りはこうでなくっちゃ。
精製工程は、パルプドナチュラル アナエロビック。複雑な味わいで良きコーヒータイムを作ってくれました。ありがたやー。
今回は、みんなのお口を幸せにする「ニカラグア エルボスケ」のレビューをしていきます。
【発酵による精製と凄腕ロースター】「ニカラグア エルボスケ」の基本情報

商品名 | ニカラグア エルボスケ |
---|---|
産地 | ニカラグア |
品種 | カトゥアイ(赤) Red Catuai |
農園 / 生産者 | Julio Peralta Salomon |
標高 | 1,350m |
精製方法 | パルプド ナチュラル アナエロビック (Pulped Natural Anaerobicc) |
ロースター(焙煎士) | 豆ポレポレ:仲村 良行さん |
焙煎 | 深煎り |
フレーバーイメージ | ビターチョコレート、スモーキー、 ビットベリー、黒糖、ローストナッツ |
商品名 | ニカラグア エルボスケ |
---|---|
産地 | ニカラグア |
品種 | カトゥアイ(赤) Red Catuai |
農園 / 生産者 | Julio Peralta Salomon |
標高 | 1,350m |
ロースター(焙煎士) | 豆ポレポレ:仲村 良行さん |
精製方法 | パルプド ナチュラル アナエロビック (Pulped Natural Anaerobicc) |
焙煎 | 深煎り |
フレーバーイメージ | スビターチョコレート、スモーキー、 ビットベリー、黒糖、ローストナッツ |
今回注目すべきポイント2つ。
- 精製での発酵で複雑な味わい
- 世界大会で準優勝したロースター
やっぱり知識があった方がお豆も美味しく頂けますから、ちょろりと説明します。
「ニカラグア エルボスケ」のポイント①精製での発酵で複雑な味わい
精製方法は、パルプド ナチュラル アナエロビック。
「パルプド ナチュラル」+「アナエロビック」という二つの精製工程を経ています。
このアナエロビックは面白いぞ。
水槽で洗って、果肉除去されたコーヒー豆を発酵タンクに密閉。
酸素のない状態にすると、微生物たちが発酵を開始。豆の美味しさをじわじわと引き出してくれます。
発酵のプロセスを経ているコーヒーは味わい深いのが特徴です。
口の中で転がして複雑さを味わいとフレーバーをワインのようにゆっくりと堪能できます。贅沢な時間を味わいたいならアナエロビックを選んでおけば間違いない。
「ニカラグア エルボスケ」のポイント②世界大会で準優勝したロースター
ロースター(焙煎士)の仲村 良行さんが凄腕。コーヒーの焙煎技術を競う世界大会「ワールド コーヒーロースティングチャンピオンシップ2018」で準優勝をされてます。(カタカナ多くて読みにくい…)
世界大会で準優勝ってヤバくね!?
ちなみに国内大会では唯一の2回優勝。日本チャンピオンに2度輝いておられます。日本を代表するロースターと言ってもいいのではないでしょうか。
沖縄にスペシャルティコーヒー専門店「豆ポレポレ」を営んでいるそう。
一度行ってみたいですなぁ。
沖縄に行けなくても日本チャンピオン×世界第2位の実力を持つロースターの豆が堪能できるのは幸せですね。ありがとうPostCoffee。
「ニカラグア エルボスケ」の美味しい淹れ方と感想

試した感じ、豆のポテンシャルが高すぎて、たぶんどんな淹れ方でも美味しくなります笑。「いつも深煎りはこれで淹れてる」みたいな定番レシピで美味しく仕上がるはず。
参考程度ですが、私が試した淹れ方と感想をご覧ください!
淹れ方①【雑味なく旨味をぎゅ〜っと。スモーキー感を味わう。】
最初に試したのは、フラワードリッパー×4:6メソッド。
王道中の王道。「これが飲みたかったんだよねぇ」という超ドストライクな味わいに仕上がりました。
- 粒度…粗挽き(コマンダンテだと30クリック)
- 温度…83℃
- ドリッパー…フラワードリッパー
- レシピ…4:6メソッド
- 豆の量…15g
- お湯の量…225cc
一口飲むと、「おぉおお」と声を漏らすほどの旨味。この旨味の表現がかなり難しい…。
苦味もあるんだけど、裏側に甘みもしっかりあって、言葉にできない複雑さ。とにかく脳みそが「めっちゃ美味しい。最高やん。」と拍手喝采モードになりました。
さすが世界2位のロースター。
中村さん、あんたすごいよ。
中盤になると、一層にスモーキー感が増しまし。鼻を抜ける燻製っぽい香りがお上品さをプラスして、ますます旨みを引き出してくれます。
「深煎りのコーヒーは苦い」って概念覆しますね。ちょうどいいボディ感に旨味全開。
深煎りっぽい苦々しさは全く出ず、お上品に美味しい一杯になりました。
淹れ方②【ダークチョコレートっぽい甘みを引き立てる。】
淹れ方①がドリッパーの特性上、落ち切るまでが早かったのでじっくり抽出しました。スモーキー感を出しつつ甘みもよく出てたので紹介します。
- 粒度…粗挽き(コマンダンテだと30クリック)
- 温度…85℃
- ドリッパー…カリタウェーブ
- レシピ…4:6メソッド(一投目30cc)
- 豆の量…15g
- お湯の量…225cc
ポイント
しっかり抽出するために、85℃と深煎りではやや温度高め。
さらに抽出速度が中レベルのカリタウェーブを使用することにより、苦くなりすぎないように調整。
最後に4:6メソッドの一投目を30ccにして、甘みを引き出すニ投目の量を多めにしてます。
これ、みんなに振る舞いたい。
お湯の温度を高く、抽出時間を長くしたことで更なる旨味成分が出まくってました。
「うおっ出汁でも入ってんか!?」ってレベルで美味い。
スモーキー感は出てるんだけど、ダークチョコレートのようなフレーバーで甘さの余韻。
最後はゴクリと喉越しも楽しめるような質感。
お口の中が幸福感でいっぱいでした。
生意気言ってごめんなさいけど、バリスタが淹れるお店の味が自宅で再現できました。普通の喫茶レベルだったら多分、この淹れ方の方が美味しい。(本当に生意気いってごめんなさい。そのくらい美味しいんです。)
素人に美味しいコーヒーを淹れさせるほど豆のポテンシャルが高い。この子にはどんな淹れ方しても美味しいが引き出せるパワーあります。めっちゃいい。
まとめ|【深煎り=苦いじゃない】旨味がギュギュっと濃縮されたパワフルお豆
今回の豆も大当たりでした。PostCoffeeさんありがとうございます。
というか沖縄のロースターのお豆が東京で楽しめるなんて素晴らしすぎる。しかも送料は無料。
世界2位の腕前を自宅で堪能できる幸せ。
カフェで飲むのも贅沢だけど、こういう贅沢もいいよね^^
深煎り特有の「苦い」コーヒーが好きな人じゃなくて、「甘みと苦味のバランス」のある中煎りが好きな人はぜひお試しくださいな。
PostCoffeeで「ニカラグア エルボスケ」をチェックする。PostCoffeeでは、他にも面白い豆、美味しい豆がたくさん揃ってるので眺めてるだけでもワクワクです。
愛用のコーヒー道具